5日の日曜日は当院にて山口県下の4医院合同で小児歯科セミナーを開催しました。講師としてお招きしたのは大阪府豊中市でご開業の俵本寛志先生で、日本小児歯科開業医会(JSPP)の理事を務めていらっしゃいます。
俵本先生は日本における小児歯科のパイオニアとも言える存在で、小児歯科というものが世間にまったく認知されていない時代に大阪府で初めて「小児歯科専門」のクリニックを作られた偉い先生なのです。
小児は決して「小さい大人」ではありませんので、大人の治療とは全く別の知識と技術が必要になるので、何十年と臨床経験を積まれてきた俵本先生の一言一言がとても勉強になります。
今回のメインテーマは「子どものむし歯予防」でしたが、色々と目から鱗が落ちました。子どものむし歯を予防しましょうという話になると真っ先に思い浮かぶのが「歯磨きをしっかりしましょう」ということなのですが、本当に大事なのは「食生活の改善」だとの事でした。かと言って「じゃあ、甘いお菓子を食べさせなければいいんでしょ?」という話でもなく要は与え方一つでむし歯の予防は可能であるということを学ばせて頂きました。
今回のセミナーは、防府のりえ歯科医院の金成吏江先生、山口市のゆかたちよみ歯科の油形千代美先生、同じく山口市のこのはな歯科医院の吹田理華先生にお集まり頂きました。
俵本先生は副院長が先日大阪の小児歯科学会に行き友達と会う約束をしていた時にひょんな事から知り合いになった縁で今回のセミナー開催の運びに相成りました。こういう縁って大事だなと思います
この後、湯田温泉の「ホテルかめ福」さんに場所を移し、美味しい料理を頂きながら懇親会をしました。この席でも俵本先生から貴重なお話をたくさん聞くことができました。俵本先生、宇部の片田舎まで遙々お越しいただきありがとうございました